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2005/01/24

ココロの病気

今週から精神科のポリクリです。今日は教授回診で精神科病棟をまわったのですが、本当にとまどいの一日でした。

回診中、教授がうつの患者さんの話を聞いていて
「そうかそうか…辛かったね。」
という言葉をかけた時、その患者さんはポロポロと涙を流してこう訴えました。
「うっうっ…本当に辛いです。辛いです…。」
他にも数人の患者さんが涙を流しながら話をされて、俺達はその話を聞いていました。
「先生、涙がね…止まらないんですよ。」
そう訴える女性もいました。
「本当の私は死んでいるんです。ここにいるのは体だけなんですよ。何で私は生きているんでしょうね。先生。」
悲しい程穏やかな顔でそう告げる人もいました。
一体、俺はどうしたらこの人達を救えるんだろう。そう考えて、有効な事などほとんど出来ない自分に気付きました。

心が疲れてしまった人にとって本当に必要なものは多分抗精神病薬でも抗うつ薬でもなく、自分を認めてくれる暖かい誰かと、社会。
精神科の医者に求められているのは、それを理解する人間的な深さと、穏やかな心なんじゃないだろうか。

一人の人間としてその人を認めてあげる事、一人の人間として自分が認めて貰える事。
心の病に悩む人達に限らず、皆、きっとそのために頑張ってるんじゃないかなと思います。

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