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2019/12/30

ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 劇場版

以前感想を書いたドラクエ映画が思いっきりコケたのと同じ頃、ファイナルファンタジーも同様に映画作品を作っていました。それがこの作品。

仕事一筋で単身赴任ばかりだった父親(吉田鋼太郎)が昇進目前で急に会社を退職し、自宅に帰ってきた。家族一同戸惑う中、息子(坂口健太郎)はゲームが好きだった父にPS4とFF14を贈り、正体を隠してゲーム内で父に接近し本音を聞き出そうと試みる……、といった内容。

劇場では観られず、ようやく始まったAmazon Primeのレンタルで観ました。私はFF14をやったことがありませんが、本当に上手に作ってあって、感心・感動しました。ゲームとリアルの融合というか、ゲームってのは良いものだね、という愛が良く伝わる作品でした。

As

映画の良さについては他のサイトでも多く語られているので、個人的に良かった点を簡単に挙げようと思います。

まず一番良かった点。

上にも書きましたが、この映画には始めから終わりまで「ゲームって良いもんだよね」「ゲームって楽しいよね」というメッセージが詰め込まれており、それが本作品の主題となっていることです。この映画内でゲームをプレイする登場人物は3人います。まず息子で、彼は「昔も今もゲームを続けている人」、次に父親「昔ハマったけど、今はやっていない人」、そして息子の同僚女性「今までやったことがなかったけど、新しく始めた人」です。この3人はそれぞれ立場もFF14を始めた理由も違いますが、各々がゲームを通じて幸せを見出しています。これによって、ゲームがどうとか、リアル(現実)が大事とかそんなことではなく、リアルを楽しむためのツールの一つがゲームでもあるし、またゲームもリアルがあることでまた面白くなる、という非常に前向きなメッセージを視聴者に与えているわけです。
ゲーム映画を通じて「大人になれ」なんて的外れなメッセージを発した、どこぞの監督に100回くらい観て欲しいですな!!!!!111(´;ω;`)

Ass2

そしてうまいなーと感じたのが、この映画自体がFF14の巧みな宣伝になっているところ。同僚女性が初めてゲーム画面をみて発した「映画じゃん……」という言葉。そうなんです、映画内にバンバン使用されているゲーム映像が、確かに美しいのですよ!キャラクターの表情やジェスチャー、世界の景色、スキルの演出、全てが美しい。イフリートも美しかった。ゲームと上手く融合しただけでなく、ゲームをやりたくなる映画なんて、出来すぎじゃあないですか。

Asadd

他に感心した点として……、元MMORPGプレイヤーとして愛を感じたのがゲーム内の声の出演です。主人公は女性キャラを操作しているので女性の声が当てられていますが、途中から参加してくる同僚女性は、男性キャラなのに声が同僚女性そのものの声です。これって何気にすごくないですか?思うにプレイヤー(坂口健太郎)の脳内出演を巧みに再現した結果、この表現になったんですよ。自分の女キャラが男の声だったら嫌だし、かといってリアルで知っている同僚の男キャラに、その人以外の声を当てるのも不自然です。だからこれでいいんです。オンラインゲームを経験していないと分からないこの絶妙な気配りにスタッフの愛を感じました。

Asa22

まあ、とにかく書けばきりがないのです。笑いあり涙ありのストーリーは言うまでもなく良かったし、俳優の演技もとても良かった。父親のために一生懸命なのに、肝心の父親の前では"暗くて何を考えているか分からない"息子が良く表現されているなと思いました。そうだ、大切なシーンでマトーヤの洞窟の曲が流れたのには感動しましたが、まさかのFF1をよくぞ……と思って調べてみたらFF14にもマトーヤの洞窟があると知って納得。

色々長くなってしまいましたが、是非観てください。誰が見てもいい映画なのは間違いないですが、ゲームを愛する人達には特に自信を持ってお勧めします。(ちなみにこれって原作が半分実話なんですね!本当にイイ話だ。原作者にも映画化したスタッフにも拍手!ドラマも観てみようかな……)

↓原作はこちらから↓

As2

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