« 最近放置気味です | トップページ | EBMや臨床試験、統計の勉強 »

2012年2月19日 (日)

シスプラチンによる腎障害に対してMg投与が有用

いやー、久しぶりの更新ですね。生きてましたよ。

さて、最近タイトルのような話を聞きましてネットを調べてみた所、
腎機能とMgの関係を調べた論文としては2本くらい論文があるそうで。
2本くらいならヘタレな私にも読めるだろう、と軽い気持ちで読んでみました。

斜め読み。

最近では、2011年の癌治療学会でretrospective studyの結果も発表されたらしい。
Ccr悪化因子についてMg投与しない旧レジメンと、Mg投与する新レジメンで比較したら、
単変量解析で旧レジメンであることがリスクの一つになっているとの事。
抗腫瘍効果は落とさず、CDDPの厄介な腎機能障害が減るのなら良い事だ。
2つめの論文はOSまで追っていて参考になる。
ちなみにうちの病院でMgの内服するなら、何か良い薬ありますかと薬剤師に問い合わせた所、
「カマ」しかないです、と。 

でもいっぱい飲んだら下痢になっちゃうよね、それ……。

うちの薬剤師曰く、カマのMg吸収率は約30%と。論文中にあった経口Mgの吸収率にも30%と書いてあった。
ただ健常人の体内のMg濃度は厳密に管理されているため、多量に摂取してもほとんどは尿中に排泄されて
しまうのだそうだ。
こちらのHPに書いてある酸化マグネシウムの吸収率約4%という値は、実際に吸収された量なのだろうか?
引用文献も書いてあるがそこまで読む元気は無いので、どなたか読んだら教えて欲しい……。

Mgの濃度を上げる論文(Netten PM et al: Ann Oncol. 5:369-372, 1990)は、
chemoがBEP療法だからCDDP投与する度にMg入れれば計5回入るけど、
胃癌のS-1+CDDP療法や、食道癌のFP療法なんかだとCDDPは1日しか入らないから、そういう場合はどうなんだろう。
ある臨床家の話では、1回だけでも印象的には結構違うらしいという話だけど。

うーむ、まだデータが少ないから何とも言えないけれど、ひとまずは勉強になりました。

参考HP:  マグネシウムを正しく理解する委員会

|

« 最近放置気味です | トップページ | EBMや臨床試験、統計の勉強 »

がん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シスプラチンによる腎障害に対してMg投与が有用:

« 最近放置気味です | トップページ | EBMや臨床試験、統計の勉強 »